当院に自由診療を受けにいらっしゃるゲストの方で最も人気のあるメニューが「シミ取り(シミのレーザー治療)」です。
「このシミを除去したい!」「ピコレーザー、レーザートーニングをやってみたい。」「そばかすや肝斑を治療したい。」など悩まれている方が多数来院されています。
シミの正式名称は(言葉は悪いですが…)「老人性色素斑」と言います。「老人性」とはいうものの若い人にもシミはできます。紫外線を多く浴びてきた方(野外でのレジャー、スポーツを日常的にされる方)は若い方でもシミができている事が多いです。一方で、若い時から遮光、日焼け止めクリームの外用を徹底されてきた方は年齢を重ねても肌が白く維持できています。
当院では、そばかすや肝斑、老人性色素斑、ADM、炎症後色素沈着、脂漏性角化症といった様々なシミ治療に対応しております。数ある選択肢の中から最適な治療方法をご提案させていただきます。
シミ治療は単純ではなく、治療方法を誤ると、かえって悪化する可能性もある難しいお悩みです。「とにかくこのシミを取りたい!」という方もおられるかと思いますが、周辺のお肌の状態を悪化させないためにも適切な治療が必要です。
福岡県大野城市でお肌の状態を適切に把握し、綺麗なお肌を目指たい方は、是非、ひかり皮膚科クリニックへお越しください。
一般的に言われている「シミ」です。年齢に伴って出現します。年々大きくなったり、濃くなったり、個数が増えていきます。レーザー治療(シミ取り治療)できれいにとれます。
両頬にみられるつぶつぶのシミです。シミとは異なり、子どもの頃からみられます。夏になると濃くなったりします。レーザー治療(シミ取り治療)できれいにとれます。
30~40歳代の女性で両頬にみられる境界のはっきりしない、ぼんやりとしたクスミのことです。産後に濃くなります。紫外線、妊娠、経口避妊薬、化粧や洗顔のし過ぎなどでひどくなります。
治療としてはトラネキサム酸内服薬、こすり過ぎ・洗い過ぎなどの改善指導、ハイドロキノン外用があります。
両頬~鼻、前額にみられる青~茶色調のあざです。中高生の頃から存在する方もいらっしゃいます。レーザー治療(シミ取り治療)は可能ですが完治するまで時間がかかります。
御存じ「ほくろ」です。黒い円形のできものです。加齢に関係なくみられます。平坦なものから丸くドーム状にもりあがったものまでさまざまな形態をとります。稀に悪性の場合もありますので注意が必要です。レーザーできれいにとれます。
やけどの痕や虫刺されなど、皮膚に炎症が起きた後にできるシミの事です。
レーザー治療ではなかなかとれませんので、ハイドロキノンや遮光、摩擦の予防などで徐々に軽減していきます。化粧やクレンジングなどのこする刺激で両頬に色素沈着ができている方がいらっしゃいます。刺激をやめれば速やかに改善することが多いです。
子どもの頃からみられる茶色のあざです。保険適応の疾患です。レーザー治療(シミ取り治療)が可能です。しかし再発率が高いのが特徴です。
初回のレビュー(肌撮影)画像です。
所見としては細かいシミが両頬〜瞼、鼻にかけてたくさんみられます。
これはシミっぽくみえますが、10代の頃から存在していたことを考えるとソバカス(雀卵斑)と診断します。
ソバカスはレーザー治療が最も効果的です。当院ではシミ、ソバカスにはピコレーザーを用いています。
すぐにでもレーザーを照射したいところですが、それは時期尚早で準備期間(プレトリートメント)が必要です。この方の肌をもう一度良くみてみましょう。
頬の外側部分に光沢があるのにお気づきでしょうか?光沢があるということは一見綺麗な肌と思うかもしれませんが、逆に言うとツルツルな肌になっていて、表皮がすり減っているとも言えます。
表皮がすり減っているとレーザー治療を行う上ではあまりよろしくありません。日々摩擦が日々肌に加わっていたわけですから。実際にこの方はクレンジングとしてオイルを使っていて日々しっかり擦っていたと言う事でした。
この摩擦はレーザー治療をする上でも、美白治療をする上ではよろしくありません。なぜなら肝斑を増悪させたり、レーザー後の炎症後色素沈着を起こさせたりしますから。
当院ではすぐにレーザーを照射する事はせず、まずはプレトリートメントとして以下の3つをしていただきます。
①クレンジングの見直し:オイル、ジェル、拭き取りなどのクレジングを中止し→クリームクレンジングへ変更
②日焼け止めの徹底
③トラネキサム酸、シナールの内服
上記3つを1ヶ月間徹底した後の画像です。
比較すると頬のところのテカリが消えているのがおわかりかと思います。
摩擦を極力減らしたことで肌のツルツルが改善したわけですね。この状態まで来て初めてレーザー治療が可能になります。
ソバカス部分にピコレーザーを照射しました。(エンライトン:pico,532nm 0.4J 4mm)
料金:全顔シミ取り¥88,000(税込)
レーザー照射直後の画像です。
赤み、腫れ、ヒリヒリ感は必ず出現します。レーザーにより皮膚の表面がうっすらやけどしたような状態になっているためです。痛みについてはアイスパックによるクーリングにて徐々に消失します。
レーザー照射翌日の画像です。
赤み、晴れ、痛みは軽くなってきてますが、照射部がかさぶたに置き換わってきているところです。
この段階でこのかさぶたを隠したいがため化粧をしたいところだと思いますが、控えていただいております。
化粧をすることにより摩擦が加わってこのかさぶたが早めに剥がれてしまう事があるからです。
自然と剥がれ落ちる分には問題ないのですが擦ったり、掻いたりする事で剥がれるのは良くありません。レーザー後の炎症後色素沈着になりやすくなるからです。
炎症を抑えるステロイド外用、日焼け止めでお過ごしいただきます。
レーザー3日後の状態です。
赤み、腫れ、痛みは消失しています。かさぶただけの状態になります。
早い方はこの時期よりかさぶたが少しづつとれていきます。
洗顔による摩擦でかさぶたがとれてしまう分には問題ありません。
レーザー1週間後の状態です。
半分程度のかさぶたがとれています。
目の周り、目の近くのかさぶたよりとれていく事が多いです。
逆にフェイスライン、口周りのかさぶたはとれるまでもう少し時間がかかります。
レーザー2週間後の状態です。
かさぶたが綺麗にとれてすっきりした時期です。2週間経過すればほぼ全てのかさぶたはとれます。
よくよく拡大してみるとまだらになっているのがおわかりかと思います。これは照射漏れがあるというよりレーザーを照射したところが正常皮膚の色調よりも白く抜けるがために起こる現象です。
ただこの程度の白抜けなら時間経過とともに回復していきます。
2週間経過したこの段階よりアフターケアに入ります。
①摩擦を抑えたクレンジング ②日焼け止めの徹底 ③トラネキサム酸、シナールの内服
は継続しつつ
ミラミン(ハイドロキノン)を開始します。ハイドロキノンはシミ取り剤でレーザーでは取りきれなかった薄いシミやそばかすを消してくれます。当院では仕上げ目的で使用していただいておりますね。
ただハイドロキノンは人によっては刺激症状が見られることもありますので購入する前に、まずは少量づつ使用して反応が出ないか確認しつつ使用いただきます。
ミラミン(トライアルサイズ)¥880(税込)
ミラミン ¥13970(税込)
レーザー4週間後
ミラミンを使用して2週間が経過した時期でもあります。
2週間時点と比較しても肌全体のトーンアップがみられているのと、まだらの状態も改善しています。
なおレーザー4週間後時点というのはレーザー後重要な時期で炎症後色素沈着がみられるとすればこの時期に出現し始めます。この時期に炎症後色素沈着が生じてないとすればまず安心して良いでしょう。
炎症後色素沈着というのはやけどのあとや虫刺されのあとがシミになる現象の事をいいます。レーザーも熱を加え肌に軽いやけどを起こさせるわけで炎症後色素沈着が起きるケースもあります。肝斑がある方や摩擦をし過ぎた肌などはほぼ必ずといっていいほど炎症後色素沈着が起きますね。
レーザー3ヶ月後
仕上がった時期です。
最初の画像と比較していただくと一目瞭然だと思います。
そばかすはしっかりとれて、レーザー後のまだら、白抜けも改善しています。
ここまでくれば一旦治療としては終了となります。
ただ全てのケアを中断するとシミやそばかすは徐々に再燃してきます。
この良い状態を維持するため、再発や新しいシミを防ぐためにも以下の4つは継続する事をお勧めしております。
①摩擦を抑えたクレンジング ②日焼け止めの徹底 ③トラネキサム酸、シナールの内服 ④ミラミン ¥13970(税込)
さらにお肌の状態をグレードアップさせたいという方は
上記4つに加えレチノール製剤をお勧めしております。
お気軽にお尋ねください。
初診時のレビュー画像です。
所見としては両頬から鼻根部にかけて粒々の色素が散らばって認められます。また両頬の頬骨のところに沿って淡い色素がもやーっと沈着しているのがわかります。この色素は本人によると産後より自覚するようになってきたようです。診断としては雀卵斑、もやーっとした色素は肝斑と診断しました。
それとは別に目の周りに皮膚炎が、下顎部にはにきびがみられます。花粉症があるようでそれに伴う季節性の皮膚炎がありそれに伴ってざ瘡も併発したと診断しました。
このようにシミ取りに来院された患者さんの多くは、シミだけ、ソバカスだけの単一のケースはほぼなく、肝斑やシミ、色素沈着、肌荒れ、にきびなど様々な疾患が併発していることがほとんどです。このような状態であせってレーザー治療を行うとレーザー後の炎症後色素沈着を起こし経過がうまくいきません。ですからまずは肌の状態をレーザーに耐えうる肌に鎮静化させて、その上でレーザー治療を行う必要があります。
ではプレトリートメントとして何をやる必要があるのか?
まずは肝斑を抑えていく必要があります。
①クレンジングの見直し:オイル、ジェル、拭き取りなどのクレジングを中止し→クリームクレンジングへ変更
②日焼け止めの徹底
③トラネキサム酸、シナールの内服
さらに肌荒れ、にきびも改善させます。
④コレクチム軟膏(目の周りの肌荒れ改善目的)
⑤ゼビアックス(にきび治療薬)
上記プレトリートメント後3ヶ月程度経過した画像です。
画像ではわかりにくいかもしれませんが肝斑はやや薄くなっており、薄いそばかすについて消失しているところもみられます。
肌荒れ、ニキビについて改善しており、これでやっとレーザー治療をすることができます。もちろん3ヶ月もプレトリートメントをする必要あるの?という意見もあるかもしれません。だたレーザー治療のパフォーマンスを最大限発揮するには必要なケアだと私は考えております。
ソバカス部分にピコレーザーを照射しました。(エンライトン:pico,532nm 0.4J 4mm)
レーザー照射直後の状態です。
レーザー照射したところが赤く腫れているのがわかります。レーザーの原理はメラニンという色素(黒)に反応して熱を発生させます。ソバカスやシミには多くの色素が存在しています。(だから茶色く見えるわけですね)その部分にレーザーを照射すると大きな熱が発生します。それでソバカスを焼灼してくれて赤く腫れるわけですね。
だからこのダウンタイムは適切なレーザー照射を行った証でもあるわけで、問題ない経過です。
しばらくクーリングを行い帰宅いただきます。
全顔シミ取り(ピコ)¥88,000(税込)
レーザー翌日の画像です。
まだ赤いところもありますが鼻根あたりを見ますと徐々にかさぶたに置き換わっているところもあります。順調な経過です。
この時期マスクをして問題ありません。
化粧は控えましょう。摩擦によりかさぶたが剥がれやすくなるからです。自然と剥がれ落ちつのが望ましいです。
日焼け止め、洗顔、入浴は問題ありません。
レーザー3日後の画像です。
照射した部分が紅斑(赤み)からかさぶたに置き換わりました。順調な経過です。一番目立つ時期かもしれません。
レーザー1週間後の状態です。
このケースではかさぶたはとれています。
一般的には1週間の状態ではまだかさぶたが半分程度残っていることが多いのですが、ソバカスが少なかったり、色素が薄かったりした場合は1週間でほぼ落ち着いている事もあります。
レーザー2週間後の状態です。
かさぶたはとれています。
ただ頬の部分を拡大してみると赤い斑点がポツポツみられます。これが炎症後紅斑です。レーザー2週間時点に見られるダウンタイムの一つですね。レーザーは熱を加えるわけですからそのちょっとした後遺症みたいなものです。この程度の炎症後紅斑であれば徐々に消失してくれますので問題ありません。ただ稀にこの炎症後紅斑が炎症後色素沈着に移行していく事もあるので次回の診察時に確認する必要があります。
2週間経過したこの段階よりアフターケアに入ります。
①摩擦を抑えたクレンジング ②日焼け止めの徹底 ③トラネキサム酸、シナールの内服
は継続しつつ
ミラミン(ハイドロキノン)を開始します。ハイドロキノンはシミ取り剤でレーザーでは取りきれなかった薄いシミやそばかすを消してくれます。当院では仕上げ目的で使用していただいておりますね。
ただハイドロキノンは人によっては刺激症状が見られることもありますので購入する前に、まずは少量づつ使用して反応が出ないか確認しつつ使用いただきます。
ミラミン(トライアルサイズ)¥880(税込)
ミラミン ¥13970(税込)
レーザー4週間後の画像です。
ソバカスはとれており、肝斑もほぼ消えています。前回(レーザー2週間時点)見られた炎症後紅斑も消失しております。
初診時に認められた肌荒れやニキビも改善し肌のハリ感も増しており全体的な肌の質感が増しています。
レーザー2週間後よりミラミンを使用していただいているためレーザーでは取りきれなかった細かいシミやソバカスが消失していることからまだらのない色調に置き換わっているのがわかります。
レーザー3ヶ月後の画像です。
この時期になると多くの方が色調の改善だけでなく肌のハリ感、保湿感を実感されます。
その理由として考えられるのが普段のスキンケアを摩擦を最小限にした事とミラミンやデイリーPDなどのゼオスキンアイテムの使用により肌のターンオーバーが亢進した事が挙げられます。
あとはソバカスが存在しているところにレーザーを照射し熱を顔のほぼ全体に与えた事も一つの要因としてありうるのではと考察しています。ピコレーザーにより熱を与え顔全体に軽いやけどを起こしました。やけどを起こした皮膚は腫れます。見た目の炎症は改善したとしても炎症を起こした皮膚はその炎症後の反応としてコラーゲンを増生させる現象が起きます。そのコラーゲンの増生が肌のハリや毛穴の縮小を引き起こしているのではと考えているわけです。
いずれにしてもシミやソバカスだけでなくトータル的な美容医療を提供できればと考え日々診療を行っています。
興味があればご相談くださいませ。
<ピコレーザーって何?>
当院でシミ取りはピコレーザーを照射します。ピコレーザーは、従来のレーザーと比較して非常に短い間隔で照射する事が可能です。なんの事やらさっぱりわからない方がほとんどだと思いますので、説明しますね。ピコ秒で照射できるのです。つまりピコ秒という機能になった事で従来のレーザーよりハイスペックになったと思ってください。携帯でいうとガラケーからスマホに進化したと理解してください。
いやいやスペックが上がったのはわかったけどそもそもピコ秒ってなに?って思った方、以下ご参照ください。くどい内容になりますのでスペックが上がっただけで満足した方は読み飛ばしてください。ピコ秒は1兆分の1秒のこと。従来からあるレーザーはナノ秒でした。ナノ秒は10億分の1秒のことです。
<ナノ秒とピコ秒でそんなに違うの?>
実は、照射されているレーザー自体の見た目はさほど変わりません。ただ施術後の患部の経過がナノ秒とピコ秒ではだいぶ変わってきます。一般的に照射幅が短ければ短いほどメラニン(色素)のみを破壊することができ、コラーゲンやヘモグロビンの正常組織には極力ダメージを与えません。そのため、最低限のパワーで、瘢痕(きずあと)を残さずにレーザー治療を行う事ができるのです。
<結局、どういう効果があるの?>
ピコレーザーは、しみ、そばかす、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)に効果的です!肝斑、炎症後色素沈着には効果がありません。
まずは、診察予約をお取りください!(診察予約はこちら>)
①初診時にカウンセリングし肌の状態を診察します。
②1カ月後にレーザー照射を行います。
③患部に麻酔クリームを15分間塗ります。
④麻酔クリームをきれいに拭き取ったあと、レーザーを照射します(15分程度)。
⑤クーリングし、腫れがひいたら帰宅いただけます。
※不明点があれば診察時やカウンセリング時にお気軽にお尋ねください!
①施術後2週間は、炎症を抑えるために、ステロイドの軟膏を施術部位に塗布してもらいます。(1回/日、夜間のみ)
②軟膏は200円にて購入になります。
③照射部位は摩擦・日焼けによる色素沈着を起こしやすくなります。日中は日焼け止めの使用を徹底してください。
④レーザー照射後、洗顔・お化粧は可能です。
⑤かさぶたを無理に剥がすと擦過創になるおそれがあります。