一般皮膚科
美容皮膚科
蕁麻疹は体の部位を問わず、ミミズ腫れ、ブツブツ、赤みが生じる疾患です。
痒みを伴う場合が多く、掻いたところが赤く盛り上がるのが特徴です。
蕁麻疹のうち発症して1ヶ月以内のものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上持続するものを慢性蕁麻疹といいます。
蕁麻疹を引き起こす原因は正確には判明しておらず、不明であることが多いです。
蕁麻疹を引き起こしやすいものとしては食べ物、物理的刺激、薬剤、ストレス・過労などが挙げられ、これらが原因となりヒスタミンという化学物質が放出され赤みが生じたり、ブツブツが出たりします。食べ物としてはエビ、カニ、そばがあり、物理的刺激は虫刺され、皮膚のこすれなどがあります。入浴後やプール後の体温変化が原因で発症する場合もあり、仕事のストレス、過労、体調を崩したときなどに頻発します。
食べ物、物理的刺激、薬剤が引き金となり症状が生じる蕁麻疹では、原因物質との接触をさけます。原因不明の突発性蕁麻疹の場合はヒスタミンの作用を抑える、抗ヒスタミン薬の内服による治療を行います。
2~4週の間、服用を続けていただき、4週間内服を続けても回復しない場合、慢性蕁麻疹と判断され、8週間程度の抗ヒスタミン薬の内服が必要になります。
入浴など体温を上昇させる行動は蕁麻疹が悪化するので、控えてください。(シャワー浴なら可)
激しい運動は控えましょう。
発汗を促すような刺激物(辛い食べ物、熱い食べ物)の摂取は控えてください。
慢性時には血液検査などをしていただく場合があります。
過度の飲酒、生活上のストレス、疲労、睡眠不足などは蕁麻疹を悪化させることがありますので、規則正しい生活を心がけてください。